狭く広い
太田尻家で見せてもらった「覆面音楽祭」という謎な小冊子は面白かった。とにかく、顔を隠したり、何かを隠しているCDのみを羅列して紹介している。この制作者はなぜ、そんなに覆面が気になるのか分からないけれど、GorillazとかBjorkまで覆面カテゴリーに入れられている。BEAT CRUSADERSは入っていなかった。あれこそ覆面という感じもするが。そういう直球な感じというか、「覆面で売ってます」みたいなのは好きじゃないのかもしれない。この制作者は、他には「人喰い映画祭」という冊子も作っているらしい。僕は「アンデスの聖餐」という、”本当の”人喰い映画を持っているんだけれど、そういうのは入っていなさそうだけれど、ラインナップを見てみたい。何か特定のものについての情報を整理したり、カテゴライズする人たちって、面白いな。「野宿野郎」とか「モツ煮狂い」とかもそうだけど、「好き!」という気持ちが突き動かしているパワーが、あまりにも大きくて、その大きさと、興味の対象の「範囲の狭さ」とのギャップが、面白いんだろうなあ。
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他人にどう思われたっていいかあ、とか思うようになって、それは自分の生活にとっては、気楽に過ごせるようになって良かったんだけれど、ただ、たとえば来客が多い家は綺麗になる、というような話もあって、けっきょく人に見せない部屋というのは、ある意味、節度が無くなって、汚し放題なわけで。その辺は心がけ次第かなぁ。