相手を知る。
この時期になると、いろんな理由でうまくフィニッシュできていない、なんともモヤモヤした案件が、仕事、プライベート関わらず気になってくる。年末と年始は隣同士の日付で、べつにその境界線になにか意味があるとは思わないけれども、やっぱりどうにか、どれも年末には片付けてすっきりさせておきたいと思う。去年もそういうことをやったし、それですっきりできたし。
あいかわらず東浩紀氏の論壇時評はおもしろく、今回は尖閣問題を取り上げていたけれど、彼が指摘しているように、もっと冷静に状況を観察したほうがいいんだなぁと思う。誰しもが頭に血がのぼって、カッカとしていて、案外いろいろな変化が発生しているはずの隣国を「異質」と決めつけて拒絶したり、敵対したりする事で現状分析から目を背けることに対して懐疑的な論調だったけれど、僕も同じように思った。強硬な姿勢をとりたがる人は、自分がそうされた時に、どういうふうに感じるのだろう? クラスにどう考えてもおかしい人がいても、「あの人は無視しておこう」では物事は解決しないことは、学校の教室単位では理解できるのに、話が大きくなってくると、よく分からなくなってしまう。やっぱり、まずは相手を正確に知ろうとしないとね。
音楽や美術に触れていないなあ。もう一年くらい美術館にも行っていない。そういう人がものを作ったり、楽しいことを考えたりできるはずはないなと思う。