ゆっくり編集の日々。
先日のロケは天候にも恵まれ、ひとことで言うとうまく行った。準備が良かったのか、キャストは楽しそうで、映像もきれいだった。ただ野村克也監督が「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と言っているように、今回はあまりにもうまくいきすぎたので「不思議の勝ち」だったのかもしれない。次回の収録は気を引き締めないといけない。
いまはそんな素材を編集しているが、人間は学習するもので、前回に比べてすべてが効率的になっている。力の抜き方、入れ方も前よりは少しはうまくできている気がする。いまは「ひとつの何か凄いもの」よりも、「良質なたくさんのもの」を作ることに興味がある。「つづける」ということをしたい。社会や環境がそれを許してくれないこともあるだろうけれど、そこは考えても仕方がない。今は今作っているものを作るしかない。それでも、マラソンでペース配分を考えるように、連続する大きな流れの中で、今作っているものがあるんだという意識を大事にしていきたいと思う。
収録中に何気なくチェルシーと優哉くんの写真を撮ったら、偶然、良い写真になった。本当はここにも載せたいけれど、許可とか面倒なので、チェルシーが収録の合間にお花の隣に置いたカメラを押さえたショットを載せてみたい。これなら大丈夫でしょう。
きょうの夕食は経堂のガラムマサラでマトンカレーとチーズケバブ。上品な味、おいしかった。ビールをごちそうになりつつお店のHPの修正とかサーバーの契約更新をして、世間話。マスターのハサンさんが「ひとのタバコをもらうのが好きだ」と言うので、中南海を1本あげた。おいしそうにもくもく吸ってから「僕たばこやめたんです」と言う。「じゃあ吸っちゃまずいじゃないですか」と突っ込むと、急に「こんな毒ガス吸えるか!」と豹変して笑い合う。