慣れないことをするもんじゃない。
最近はずっと編集している。編集していると、悪ふざけをしたくなってくる。明るいシーンに暗いBGMをかけてみたり、突拍子も無い効果音を入れてみたり。いろいろやってみて、制作チーム3人で大笑い。これがいちばん面白いのは明白なのだが、同時にこれがきっとNGになることも当然分かっている。ほんとうに面白いことが当然のようにできる頃には、年金をもらっているのかもしれない、なんて思ったり。
実写の編集はだいたい終わり、つづいてオープニングやインサートでのアニメーションを考え始めている。アニメーションはまったくの専門外なので、どういう世界観で、どういう質感で、どういう動きにするのかをまとめるのにも1、2日費やしてしまった。ヤン・シュヴァンクマイエルやテリー・ギリアムの画集と睨めっこ。youtubeで構想に近いアニメ作品を見てみたり。吉祥寺のユザワヤに素材を買いにいったら、偶然、大学時代にアニメを制作していたK兄に遭遇。近況を話しながら、何となく今やっていることを話してみたら、「大丈夫大丈夫、その感じだったら、手間もそれほどかからないと思うよ!」というようなことを言ってもらって、なんだか励みになった。帰って、photoshopで静止画でのイメージを構築、全然シュヴァンクマイエルでもテリーギリアムでもない世界に(笑)。やっぱり先が見えない。慣れないことしているなあと思いながら、何とか完成させたい。たかだか5分程度のものを作るのに効率が悪すぎるが、効率の悪い作品がひとつくらいあるのも悪くないのではないか、と心の中で強がってみる。
台所にヤモリ出現。