彼は今日
11月11日。
文科省に送られた手紙が本当だったら、彼は今日自殺してしまうではないか。だから僕は、あの手紙がいたずらだったら、どれだけ良いだろうと思うのである。
今朝の新聞で雨宮処凛が、我慢なんかしないで学校から逃げてしまおう、と書いていた。仮病を使ってもいいし、部屋に篭城したっていいんだ、と。
僕もそう思う。
月並みな意見だけれど、いじめって残酷だと思う。なにが残酷かと言うと、いじめた人がその後も何の反省もせず、のうのうと日々を過ごしていることだ。いじめた人が夢や希望を語ったりしているとき、なんて残酷なことするんだと、いじめの最中よりも思う。
そういうときは、小沢健二が「犬は吠えるがキャラバンは進む」で書いてあった言い回しを拝借して、「暴力を下敷きにして夢や希望を語る人たちに、この世のありったけの不幸が降り注ぎますように。」とお祈りすることにしている。
リリー・フランキーがかなり前に、自殺について書いていたけれど、良いこと言ってる。