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2011.1.7 日常日記

ものの値段

太陽を見ない生活がつづいている。今夜、仕事を納品したら、3連休を使って、どうにか元に戻せたらいいな。感覚もやはりどこかおかしくなっている。

おせち問題で世間は賑わっているけれど、あんなスカスカなおせちを出してしまう事は、どの観点から見ても悪いことなので、そこにはあんまり議論の余地はない。ただ、僕は20,000円のおせちが10,000円になる、という話を聞いたとき、うさん臭いから絶対買わないだろうなと思った。そういう話には、リスクはつきものだと考えるのが自然だ。むしろ、そのリスクを楽しんで購入する類いの商品だろうなと思う。確実性を求めるならば、最初から割引なしの10,000円の商品のほうが、明らかに満足な結果を得られるだろう。世の中の値の動きは、そういう正直な基準に忠実であってほしい。

たまに、執拗に値下げ交渉をしている人を見るけれど、あれは、値下げするだけの材料を持っての値下げ交渉なんだろうかと思う。たとえば、大量に買うから内税にしてくれ、というような交渉は、正当な値下げ交渉という感じがする。けれども、よくテレビで、複数の電気店を天秤にかけて値下げさせていく人を取り上げているけれど、意味のない一方的な値下げ交渉で、あんまり好きじゃない。けっきょく、目先の利益に惑わされていて、自分が欲しいと思うものに、本当に価値を見いだしているのか疑問になる行動だ。自分の購買欲に対して敬意が払えないというのは悲しいことだなと僕は思う。

まあでも、このまえ、吉祥寺のヨドバシカメラの時計店で、中年の男性が「とにかくさぁ、高級そうに見える安い時計はないの?!」と何十分も粘っていたのを見たときは笑った。そんな時計あるわけないだろ、と多分周囲の誰もが思っただろうな。