きのう、居酒屋のカウンターで、「百年の孤独」という焼酎瓶をじっと見る機会があった。とても綺麗に作られていると思うんだけれども、正直、ボトルだけで判断すると、「あんまりおいしそうじゃないな」と思った。その横に置いてあった、特にデザインとかにはこだわっていないような焼酎瓶のほうが、おいしそうだった。やっぱり焼酎のラベルを作るんだったら、綺麗とか、整っているとかって、わりとどうでもいいことで、まずもって、おいしそうでないといけない。

とはいえ、お酒のラベルで、棚に置いても見栄えがよく、美味しそうで、きちんとデザインされているなと感じるものはいっぱいある。ああいうものを作れる人は、やっぱり、お酒が好きなんだと思う。そういう気持ちが、良いものを作る時のスタートになるんじゃないかなと思った。僕の場合は、それができているときと、できていないときというのが、ばらついている気がする。