味噌づくり2011
昨年に引き続き、経堂の太田尻家で味噌づくり会が行なわれた。昨年つくった味噌はあまりに美味しく、全部食べきってしまった。今年はもう少し量を多くしたいという希望があったので、あらかじめ材料を多めに用意してもらった。
まずは他の参加者が持ってきた、昨年つくったお味噌の味比べ。驚くべきことだけれども、写真のふたつのお味噌は、保管場所によって、まったく色も味も違っていた。色が薄いほうは、途中から冷蔵庫に保存していたもので(僕も同じように保管していたから、この色になった。)、濃いほうは、昨年のとんでもない猛暑にも関わらず、流しの下に置いておいたらしい。白味噌、赤味噌というのは、単なる保管方法の違い、熟成度合いの違いということだろうか。とても興味深かった。
味噌は、こうじ+茹でた大豆+大豆のゆで汁+塩をこねることで完成する。昨年の経験からか、段取りはスムーズである。せっかく大豆があるので、湯葉、納豆、おから、豆腐も作った。特に、昨年は湯葉を作る前にうっかりにがりを入れてしまい、全てお豆腐になってしまったというハプニングがあったため、湯葉は今回の一番のごちそうの扱いであった。鍋に入れた豆乳をゆっくり温めていると、牛乳の膜のごとく、うっすらと湯葉ができあがってくる。だいたい10分に一度、一口サイズの湯葉がとれる。ぜいたくな食べ物だ。味はほんのり甘く、実に上品な味だった。おからも、納豆も、ぜんぶ美味しかった。おいしい食べ物は幸せになる。味噌はかなり上手にできたと思う。あとはカビを生やさないように丁寧に管理するだけだ。
全部終わったあとは、楽しい夕食会。ウクレレをたくさん弾いた。あんまり練習していないけれど、なぜか少し弾けるようになっていた。