最新作のシムシティを買ったのだが、これが実に面白い。自分が前作シムシティ4でこうして欲しいなぁと思っていたところがほぼ改善されている。一番大きいのは、道路さえ敷いてしまえば、住宅地区や商業、工業地区を設置するのにお金がかからないということだ。よく考えればこれは当たり前なのだが、今まではお金がかかっていた。これによって、市長の役割と市民の存在がきっぱりと分かれて、市長の仕事というのはあくまでもインフラとか街の骨格を設計することであって個別に建築物を建てることではなく、市長の都市計画を気に入った人だけが街に勝手に移り住んでくる、という構造になり、プレイヤーとしてはとてもシンプルになった。
ひとつのマップは今までより格段に小さいのだが、そのぶん複数の街同士を交流させる機能が強化されて、ある街はニュータウンみたいに住宅地ばっかりにして、その住民は別の街にある商業都市に通勤し、学生はまた別に作った高度な教育とハイテク産業を集結させた学園都市に向かう、とか、よりリアルな街づくりが可能になった。おそらくこれといった産業が育たなそうなエリアには、原子力発電所でも作って、その電気を他の街に売って利益を上げる、という本当に起こっていることがそのまま実現できる。しかも、ゲーム内での原子力発電所は「未熟な労働者が勤務すると、大量の放射能が漏れ出します」だって。批判精神のあるゲームだと思う。
ハマってしまうけれど、忙しい時期なので、のめり込みすぎないように注意しないと。
夜は野菜炒め定食。生協で買った豚肉が思いのほか肉厚があって、美味しい。16時間ほど水に浸けていた玄米は程よい固さでこちらも良い感じ。