BSフジで放映されている「Beポンキッキ」内のコーナー「もじあるき」の第２回収録分を、やっとこさ納品しました。放映日が決定したら、またここに掲載しようと思います。

写真はスタジオ本編集の様子。

手応えとしては、前の浅草編よりは全ての面で良くなったのかなあと思う。指示を出しすぎないように気をつけたり、自分の領域より外に出ないようにしたり、なんていうか自制するという判断が多かった気がする。そういうのを作品にとってのマイナスと考える向きもあるだろうけれども、最近の僕のテーマは「いかに力を抜いて取り組むか」ということなので、そのテーマに対しては良い結果が帰ってきたということだ。ちなみに「力を抜く」と「手を抜く」はまったく違うことです。

そういえばデッサンをしていたときに、6Bの鉛筆で力一杯ゴリゴリ書いていたのをやめて、ふわりと力を抜いて紙をいたわるように書くようになってから、とつぜん色も雰囲気も良くなった感じと似ている。自然体で、力を抜いて取り組むことで、昆布だしみたいに、さりげなくにじみ出るものがあって、それが自分のアイデンティティに繋がる要素だったら良いなあと。

これが僕のやり方なんだと自信を持って言えるようになるまでには、もう何回も収録を重ねることが必要な気がする。とはいっても、次の収録がまったく決まっていないので、しばらく休みというか、ほかの仕事でもしようかなと。安定した制作環境を整えることができないというのは、やっぱり力不足ということなんだろう。