今回のコロナで良かったこと、というか怪我の功名のようなことだが、その人がどんな人であるかが浮き彫りになった気がする。僕自身も誰かからこの観点から評価されているだろう。
たとえば政治家がどんな人であるかがよりよく分かるようになった。今回のコロナは僕の政治観を少し変えた。政治家の「言葉」というのを少し過小評価していたなと思った。きちんとメッセージを分かりやすく伝える言葉を持つ政治家は、たぶんやはり強いのだろうと思う。その点で、何を言っているのかよく分からない安部首相よりも小池都知事の言っていることの分かりやすさは良かった。あくまで相対的な評価だが。(先日の都知事選、期日前投票に行ったが小池都知事には入れなかった)
仕事関係でもそのようなことが明らかになる。自粛ムードの中でどのように動くのかが、僕の場合はクライアントのカテゴリーのばらつきが激しいので、とても違った。早々と打ち合わせはリモートに移行した会社もあれば、3月も下旬に差しかかろうというのに打ち合わせで来社を要請する会社もあった。どちらの良し悪しを言いたいのではなく、違いがあったということに興味を持った。ふだんのビジネスで何に重きを置いているのかの違い、規模に応じた社内システムの違い、カテゴリーに応じた業務内容の違いなどなど、いろいろ気づかされ、考えさせられた。
飲みに行くのが好きというか、僕にはそれしか生きがいがない。飲みに行って誰かと話すというのが自分の唯一の趣味だと言って良い。だからそれができないのがとても辛かった。そこでSkypeやGoogle Hangoutなどでオンライン飲みを何度か開催した。とても楽しいのだが、あれは飲みすぎる。自分でも信じがたい量のお酒を飲んでいて、最後の方は何を言っているのか分からない感じになるし、その翌日の二日酔いもひどかった。オンライン飲みは体を壊すということを知った。昼間にコーヒーでも飲みながらオンライン喫茶のほうが健全かもしれない。